ジャンル：ヒューマンドラマ
あらすじ
葛城一家の次男、稔（みのる）が殺人で逮捕され死刑宣告された。
死刑制度反対派の順子（じゅんこ）は稔と獄中結婚し、自分が家族になることで稔に愛を取り戻させるという。
葛城家は、父親の清（きよし）、母親の伸子（のぶこ）、長男の保（たもつ）、次男の稔（みのる）の4人家族。
いわゆる亭主関白の家庭で、稔が大学生になる年頃からほころび始め、みるみる家庭は崩壊していく。
ネタバレなし感想
評価：★★★★★
鬱映画が好きな人にはハマる。
役者さんたちの演技力がすごい！
ちょっとネタバレあり感想
秋葉原事件などを参考に作られたという映画。
「一発逆転しますから」が印象的。
葛城家はかなりイタイ家族。
おそらく観る人の中には「自分の家にそっくり」と感じる人も多いはず。
そこから克服・自立できなかった息子たちの最悪の末路。
誰かが悪いわけではないが、全員が悪い。
「勝手な人たち」と保の奥さんが放った言葉がしっくりくる。
父親が日常的に暴力をふるうなど、決定的な事実はないが気持ち悪い家族。
その描き方が絶妙で観て良かったと思える。
普通のホラー映画に飽きた人におすすめの一本。
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