ジャンル：ロマンス・ヒューマンドラマ
あらすじ
イギリスの田舎町に暮らす26歳のルイーザは、おしゃれが大好き。
家族のために夢をあきらめカフェのウェイトレスをしていたが、閉店で無職に。
慌てて見つけた新しい仕事は、6カ月限定の介護だった。
要介護者の富豪のウィルは、バイク事故に遭い首から下が麻痺していた。
事故の前から一変してしまった生活に彼は心を閉ざしていた。
いつも明るく前向きなルイーザにウィルも心を開いていき、お互いに想い合うように。
しかし、6カ月という期間限定には大きな理由があった。
ネタバレなし感想
評価：★★★★★
最後は号泣！ただのロマンスではない。
自分だったらどうするだろうと必ず考えさせられる。
ちょっとネタバレあり感想
アメリカとイギリスの合作映画。
【最強のふたり】の恋愛版かと思って観ていたら、大きく裏切られる。
できればネタバレなしで観てほしい。
最愛の人が尊厳死という道を選んだら、素直に応援できるだろうか。
ほとんどの人はきっとできない。
ルイーザもウィルを説得しようとする。
だが自分がウィルの立場だったとき、その道を選ぶ気持ちは分かる。
今後必ず世話をかけると分かり切っている。
最愛の人には自由に生きてほしい。
だから、自分の死を愛と捉えてほしい。
決して悲しいことではない、と。
現代医学では、ウィルを説得しきれない悲しみがこみ上げる。
せめてウィルの考えを尊重することが愛なのだとルイーザは悟る。
そして決して彼を忘れない。
彼の分まで自由に夢に生きる、と。
角度は違うが【PLAN75】という邦画でも尊厳死について語られている。
これからの超高齢化社会に向けて、おすすめの一本である。
人が自分で死を選ぶこと。
それはとても悲しいことではあるが、愛に満ちていれば、悲しいばかりのものではないのかもしれない。
愛が分からなくなったとき、観てほしい一本。
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