ジャンル:ヒューマンドラマ・コメディ

あらすじ

たまたま同じ病室になり、末期がんで余命数カ月と告げられた元整備工のカーターと大富豪のエドワードは、カーターが書いた「棺桶リスト」を元に、死ぬまでにやりたいことを実践していく。
わずか3カ月前に出会い、ともに死と向き合い、そして親愛なる友に。
それぞれに本当に足りなかったものを取り戻し、死によって心を開く。

ネタバレなし感想

評価:★★★★★
重い内容だが、コメディ要素もあり楽しく観られる!
ほっこり心が温かくなり、前向きになれる。
コピ・ルアク飲んでみたい!

ちょっとネタバレあり感想

日本でもリメイクされた作品。
観る人の死のイメージをマイナスからプラスに転換させる力を持つ映画。

余命数カ月と宣告された人の気持ちは想像はできても、実際に起きるまで理解はできない。
余命宣告されるときのエドワードの目の表情が印象的である。

カーターは予想外の妊娠で若くして結婚し、夢を諦め家族のために働き続けた人生であった。
エドワードは一代で巨万の富を築いたが、4回離婚し、唯一の娘とは音信不通。仕事と金を追い求める人生であった。

辛気臭い死に方はまっぴら!と旅に出るが、その終盤、エドワードの粋な計らいによって、カーターは妻への恋心を思い出し、帰路へ。
そのお礼にカーターも、エドワードを娘宅に強制的に連れていき復縁を期待するが、これは実らない。
しかしその後、カーターの死によって、エドワードは娘に会う勇気を得て復縁する。

結局は家族、愛が大切なんでしょ?と感じさせる結末だが、そうではない。

カーターが手紙でエドワードに送った言葉。
『私の牧師がいつもこう言う。「我々はみんな同じ川に向かって流れている。その滝の先に広がるのが天国だ」と。人生を楽しんでくれ!』

この言葉から伝わってくるのは、どんな考え、生き方をしていてもみんな横にいて、最後はみんな同じところに行く。だから、安心して流れれば良い。
そして、自分の気持ちに素直に生きて、楽しめば良い!ということである。

エドワードにとって、娘は何より気がかりで大切で、復縁したい相手であった。
しかしエドワードはその気持ちに蓋をし、心を閉ざしてしまっていた。
それなしでは、エドワードは人生を楽しめるはずがないのに。

嘘や隠し事なく自分の心と向き合い、楽しく生きていく。
それだけで良いのだが、それが一番難しい。

カーターは最後の手紙で、友人の心を救った。
そして「他人に親切にする」という棺桶リストを達成する。

これから自分がどう生きていきたいか、心を開かせてくれる一本。

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映画は世界を救う

映画が大好き。コテコテの恋愛系以外は守備範囲。鬱映画にも耐性が高い。感受性が強く、映画に何度も救われている。映画鑑賞も一つの才能だと思っている。

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